目的
太陽電池シートの変形部とその境界に設けた空隙、さらにフェンス部材側の通風孔によって、風荷重が作用した際に太陽電池シートが屈曲し、空隙と通風孔が連通して通風経路を形成する。これにより、強風時の風圧を低減でき、フェンス全体の耐風圧性が向上する。発電部を変形部に配置することで発電面積を確保でき、発電量の増加や太陽電池シートの小型化にも寄与する。
効果
太陽電池シートに設けた複数の貫通孔が通風経路を形成することで、強風時にフェンスに作用する風荷重を効果的に低減できる。これにより、太陽光発電フェンスの耐風圧性が向上し、大型フェンスへの適用や設置場所の拡大が可能となる。また、補強部材にも貫通孔を設けることで、太陽電池シートと補強部材の双方で風荷重を支持でき、さらなる耐風圧性向上が期待できる。
技術概要
本発明の太陽光発電フェンスは、太陽電池シート(ペロブスカイト太陽電池など)とフェンス部材を近接配置した構造を有する。太陽電池シートは、平面状のベース部と、風荷重により主面外方向へ屈曲可能な変形部を備え、変形部との境界には空隙が設けられる。発電部は変形部の少なくとも一部に配置され、配線を介して外部機器へ電力供給が可能である。フェンス部材はメッシュフェンス等で構成され、太陽電池シートとの配置方向において変形部に対応する位置に通風孔を備える。風荷重が作用すると変形部が屈曲し、空隙と通風孔が連通して通風経路を形成することで耐風圧性を向上させる。