適用製品
情報処理端末の制御方法、情報処理端末、および、プログラム
目的
親が子供に持たせる情報処理端末に利用制限をかけた場合において、子供に対し、制限解除を行わないことなど、特定の条件を満たすような利用を促すことができる情報処理端末の制御方法、情報処理端末、および、プログラムを提供する。
効果
情報処理端末は、特定の期間内において、特定の条件を満たすような利用を行ったユーザーに対し、利用制限を緩和するといった特典を与えることができる。これにより、情報処理端末は、子供に対し、特定の条件を満たすような利用を促すことができる。制限解除を行わないことを特定の条件とした場合、子供による制限解除を抑制できる。また、情報処理端末を用いて特定の期間内に課題を完了することを特定の条件とした場合、課題の遂行が期待できる。
技術概要
利用時間の制限、および、利用時間帯の制限、の少なくとも一方である利用制限がかけられた情報処理端末の制御方法であって、
前記情報処理端末の利用を監視する監視ステップと、
前記情報処理端末の利用状況が特定の条件を満たした場合、前記利用制限を緩和し、前記情報処理端末に対して第1の禁止行為が行われた場合、前記利用制限を強化する制御ステップと、を実行し、
前記第1の禁止行為は、アプリケーションのインストール、アプリケーションのアンインストール、前記情報処理端末が有するリアルタイムクロックの時間設定の変更、前記情報処理端末に設定されているパスコードの変更、設定された場所以外での利用、および、設定された充電器以外の充電器を用いた充電、のうちいずれかであることを特徴とする情報処理端末の制御方法。
アピール内容
本発明は、子どものスマートフォン利用をめぐる実際の子育て体験から生まれた技術です。
子どもが禁止行為を行った直後に端末を全面的に利用できなくすると、強く反発し、保護者との対立が大きくなることがあります。一方、利用時間が少し短くなるなど段階的な制限であれば、「元の状態に戻したい」という動機から、自ら行動を改善しようとする余地があります。
本発明は、端末の利用状況を監視し、禁止行為があれば利用制限を強化し、一定期間ルールを守った場合や所定の課題を達成した場合には利用制限を緩和することで、この考え方を端末制御として実現します。一実施形態では、利用制限時間を複数段階のレベルで管理し、利用者の行動に応じて段階的に変更します。
保護者がその都度注意、交渉、解除操作を行うのではなく、あらかじめ設定したルールに基づいて端末側で機械的に制御できることが特徴です。
「禁止するためのペアレンタルコントロール」だけでなく、「適切な利用行動を促すペアレンタルコントロール」への活用が考えられます。スマートフォンに限らず、タブレット、PC、ゲーム機、教育用端末等への応用や、デジタルウェルビーイング、行動変容支援、教育・学習支援等への活用が期待できます。