目的
微細な金属粉末の流動性を改善し成形を容易にするために流動化剤を添加し、さらに最終焼結製品の積層体内部に流動化剤を残存させない積層造形用金属粉末材料を提供する。
効果
流動性が悪い微細な金属粉末を用いながら流動性を確保させるために、メラミンシアヌレート粉末を流動化剤として添加することにより、バインダジェット法において原料金属粉末をパウダーベッド上に積層する際の粉末の動的特性を大幅に改善させる。さらに、流動化剤を焼結工程内で完全消失させるので、微量元素として最終焼結製品内部に残存させず、成分規格を満たし十分な機械的性質を備えた高品質なものとなる。
技術概要
パウダーベッド上に、均等厚さ50μm以下を保って敷かれた一層分の金属粉末層の上面に、バインダをジェット印刷することを繰り返し積層するバインダジェット法に用いる積層造形用金属粉末材料であって、平均粒径3〜15μm、タップ密度4.5g/cm3以上(真密度7.98g/cm3のとき)の金属粉末中に、流動化剤として平均粒径2μm以下、嵩密度0.3g/cm3以上のメラミンシアヌレートが、金属粉末のタップ密度を金属粉末の真密度で除して求められる空隙率以下の割合で添加されていることを特徴とするバインダジェット法に用いる積層造形用金属粉末材料。