適用製品
果物、野菜、キノコなどの食材全般。 生、乾燥、加熱品などその状態は問わない。例えば果物ではイチジク果実、キノコではシイタケに適用できる。
目的
食材には味、栄養または健康維持に関与するアミノ酸類(遊離アミノ酸およびペプチド)が含まれている。これらは食材を直接喫食する他、抽出エキス等として取り出して利用することもできる。本発明は、所望のアミノ酸の濃度が用途に応じて調節された、食材抽出物の調製方法を提供する。
効果
対象のアミノ酸類は1)リジン、2)アルギニン、3)フェニルアラニン、4)ロイシン、5)イソロイシン、6)スレオニン、7)バリン、8)トリプトファン、9)ヒスチジン、10)プロリン、11)セリン、12)メチオニン、13)アラニン、14)グルタミン酸、15)アスパラギン酸、16)γアミノ酪酸、17)グルタチオンである。本発明によって、例えば苦味を呈する1)、2)、3)、4)、5)、8)等の濃度が低く、かつ旨味を呈する14)と15)の濃度が高い抽出エキスを製造することができる。
技術概要
上記アミノ酸類の抽出効率は抽出溶媒のpHおよびpH調整剤の構成により変化する。そのため、本技術では抽出にグルコン酸、クエン酸、リン酸、酢酸、ホウ酸等を含む、pHが調整された溶媒または緩衝液を使用することで、抽出液のアミノ酸類の濃度や構成比を調節する。
例えば、上記に示した苦味を呈するアミノ酸類が少なく、かつ旨味を呈するアミノ酸類が多い抽出エキスの製造を目的とする場合、クエン酸を含むpH6以下の溶媒または緩衝液を抽出溶媒に用いれば、苦味を呈する1)、2)、3)、4)、5)、8)等の抽出量が低減する一方、旨味を呈する14)と15)の抽出量を相対的に上昇させることができる。