適用製品
リチウムニッケルマンガン複合酸化物の製造方法また、それを用いた正極、蓄電デバイス
目的
大きな粒子を作製するために800℃を超えるような温度で焼成を行うと、酸化ニッケルの生成抑制は困難であるという問題がある。
600〜800℃での再度加熱によっても、一度形成された酸化ニッケルは消失せず、残存してしまうという問題がある。
加熱によって粒子成長させようとすると、酸化ニッケルの生成抑制が困難であるという問題がある。また、工業的生産性も高くない。
効果
ニッケルを多く(Ni/Mn=1/3程度(モル比))含むスピネル構造のリチウムニッケルマンガン複合酸化物を製造することができる。本発明では、副相である酸化ニッケルの生成を抑制することができるため、5V領域(4.7V付近)の容量が大きく出るようになり、容量の大きい高電位正極材料として好適に用いることができるため、蓄電デバイスの高エネルギー密度化が図れる。また、本発明では、粒子径を大きく比表面積を小さくできるため、高温でも優れた特性を示す蓄電デバイスが得られる。
技術概要
少なくとも前駆体を含む原料からの合成により、5V級スピネル構造リチウムニッケルマンガン複合酸化物を製造する方法であって、
前記前駆体は、マンガンに対するニッケルのモル比(Ra=Ni/Mn)が0.10≦Ra≦0.29のスピネル構造リチウムニッケルマンガン複合酸化物であり、
前記原料は、さらに、リチウム化合物とニッケル化合物とを含む混合物である、上記の製造方法。