効果
宅配利用増加に伴い配達員不足が社会問題化する中で、再配達率低減を目的に宅配ボックスを設置する共同住宅が増加している。一方で、宅配ボックス内の預かり荷物の取り出し忘れによる利用効率悪化が、再配達率低減の阻害要因になっている。当該特許を用いてエレベータ内の乗客に宅配ボックスの預かり情報を知らせる事で、宅配ボックス内の取り出し忘れ低減が期待出来る。
技術概要
宅配ボックスに荷物を預け入れた時に対象住居の階床情報信号をエレベータ制御盤に入力する。エレベータ側はその信号を受けてエレベータ乗客に対して階床情報を表示する。表示する方法としては、1.乗場表示器による表示、2.かご内操作盤内の階床押しボタン横にLED表示、3.エレベータかご内専用表示板による表示、4.音声アナウンス等が考えられる。
何れかの方法によって階床情報を見た乗客の内、思い当たる場合は、宅配ボックスを確認してくれる事が期待出来る。
本特許は、築年数が30年を越えた共同住宅に着想を得て考えた。当該共同住宅の内、特に低階層住宅(6階床前後)には油圧駆動式エレベータが多く採用されていて、概ね1階には油圧駆動ユニット専用の機械室が存在している。当該エレベータは、保修部品保持年数を越えているので、撤去し最新式のエレベータへの交換が進んでいる。その場合、機械室が不要となる。一方、当該築年数の共同住宅に宅配ボックスが設置されているのは稀と考えられる。そこで、不要になった機械室を宅配ボックスを設置し、機械室とエレベータ側の信号線の管路が既に存在している事を利用して、宅配ボックス情報をエレベータ側に伝達する事が容易に実現できる。