目的
ERK-MAPK経路の異常な活性化が、いかなる疾患の引き金となり、また、どのような遺伝子の発現が誘導されるかを明らかにし、ERK-MAPK経路の異常な活性化に関連する疾患、特に、がんの早期発見のためのマーカーおよびRas/MAPK症候群の早期発見のためのマーカーを提供する。
効果
新規がん検出用マーカーを利用することで、既存のマーカーでは正確な診断が不可能であった多様ながん種、特にERK経路の異常活性化を起因とするがん(膵臓がん、悪性黒色腫、大腸がん、甲状腺がん、肺がん、乳がん、胃がん、卵巣がん、肉腫など)を高感度かつ高精度に検出することが可能となる。
また、新規がん検出用マーカーを利用して、がんの早期診断・発見が可能となる。
さらに、Ras/MAPK症候群検出用マーカーを利用することで、診断が困難であるRas/MAPK症候群の早期診断・発見が可能となる。
技術概要
ERK1またはERK2が発現誘導するタンパク質群から選択される少なくとも1種の分子を含むがん検出用マーカーであって、該ERK1およびERK2が、T-loop領域の自己リン酸化により活性化されるMEK1変異体またはMEK2変異体によって活性化されることを特徴とするがん検出用マーカー。