目的
多数の遺伝子を組み込むことができる人工染色体ベクター及び、人工染色体を用いた新規用途を提供する。
効果
rDNAの増幅及び維持機構を利用することで、種々の用途に利用可能な人工染色体ベクターの提供が可能になる。例えば、現行のプラスミドを利用した系では挿入できる遺伝子の数に限りがあり、また挿入した遺伝子のサイズや性質によってはプラスミドの安定性(維持効率)が低下するという弱点があるが、安定性維持機構を有する人工染色体ベクターにおいては、極めて安定に多数の遺伝子の導入、維持が可能となる。
技術概要
真核生物の染色体に由来する人工染色体ベクターであって、人工染色体ベクターが、複数のリボソームRNA遺伝子(rDNA)の反復単位と、各反復単位間に存在する遺伝子間領域とを含み、目的遺伝子を組み込み、且つ識別するためのバーコード配列が、遺伝子間領域を構成する5SrDNA配列と非コードプロモーター(E−pro)配列との間に位置する制限酵素部位に挿入されており、真核生物が酵母を含む真菌類である、人工染色体ベクター。