適用製品
Fe基合金粉末を原料として造形物を得る製造方法
目的
Coを含まないか、Coを0.45%以下含有するFe基合金粉末に対して、急速溶融急冷凝固を伴うプロセスにおいて作製し、Laves相とは異なる析出物を利用して、硬さや靭性などの優れた機械的特性を有する造形物の製造方法の提供。
効果
Fe基合金造形体に、所定の温度で溶体化熱処理を施すことで、Laves相の析出を抑制することができる。そこで、低Co含有もしくはCoを含有しない場合であっても、高靭性を有する造形物を得ることができる。
さらに、Ti、Al、Moからなる析出物が形成されることから、溶体化処理の温度が高いのにも関わらず、高強度を有する造形物を得ることができる。したがって、高強度かつ高靭性であり、溶製材と同等以上の機械的特性を有する造形物を得ることが可能である。
技術概要
質量%で、
Ni:15.0〜21.0%、
Mo:0.01〜10.0%、
Al:0.01〜3.00%、
Co:0.45%以下(ただし、Coは0%の場合を含む)、
Ti:0.10〜6.00%、
Nb:2.0%以下(ただし、Nbは0%の場合を含む)、
残部Fe及び不可避的不純物からなるFe基合金粉末を原料として、
溶融・凝固させて所定の形状の造形物を造形する工程と、
該造形物を910〜1030℃で溶体化熱処理する工程と、
450〜550℃にて1.0〜6.0時間処理する時効熱処理工程とを含む、
造形物の製造方法。