適用製品
多孔質材料(特にゼオライト)、無機物、有機物、医薬品、生体分子、触媒、高分子材料(例えば、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂)
目的
本発明におけるデータ補正法(デコンボリューション)を加熱発生ガス質量分析(以下TPD-MS)曲線に適用することで、試料からの実際の発生ガス挙動を取得すること。
効果
従来のTPD-MS測定で試料から発生したガスが質量分析計で検出される際に起こる信号のブロード化を取り除き、実際の発生ガス挙動を把握することが可能となる。
技術概要
TPD-MS分析における、時間の関数としての強度曲線または温度の関数としての強度曲線に、フーリエ変換して得られる関数の商を得た後、逆フーリエ変換することで求める関数を導出するデコンボリューションによる解析を行う質量分析方法、および上記質量分析方法を用い、試料の加熱時に発生するガスの温度変化または時間変化に補正を行う分析方法。
アピール内容
本発明におけるフーリエ変換/逆フーリエ変換によるデコンボリューションを用いることにより、従来のTPD-MS測定で試料から発生したガスが質量分析計で検出される際に起こる信号のブロード化を取り除くことができる。具体的には実測のTPD-MS曲線に対して、本発明におけるデコンボリューションによる解析によりピーク形状が先鋭化し、さらに実際の注入時間とデコンボリューション後のピーク位置が近くなることで、試料からの実際の発生ガス挙動を取得することが可能となる。