目的
タンパク質への標識位置が明確であり、且つ、標識によってタンパク質本来の活性の低下や失活を招くことのないビオチン標識剤を提供する。
効果
タンパク質に含まれるジスルフィド基(S-S結合)に結合してタンパク質をビオチン標識する新規な化合物が提供される。この化合物は、上述したビオチン結合性タンパクに対し高い親和性を持ち、免疫染色、免疫検査試薬、タンパク質抽出・単離などに利用することができる。またタンパク質のジスルフィド基に結合するので、標識部位が明確であり、例えば免疫検査試薬としたときの定量性が得られる。さらに、切断したジスルフィド基の両端に結合するので、ジスルフィド基を再架橋し、標識対象であるタンパク質の構造の安定性を保つことができる。
技術概要
一端にビオチン構造(式(1))を有し、他端にジブロモーピリダジンジオン基(式(2))を有するビオチン標識剤。
式(1)
【化1】
式(2)
【化2】