適用製品
分化転換を可能にしたり、未分化の細胞から髄核細胞への分化誘導を可能にしたりする転写因子
目的
終末分化した細胞や多能性または多分化能を有する幹細胞のような所望の細胞から、活性化髄核細胞表現型または髄核前駆細胞を作製することができる、再現可能な手段を提供する。
効果
特定の細胞膜受容体または関連シグナル伝達タンパク質を必要とせずに、細胞を直接改変することができるため、信頼性(再現性)があり比較的安価に実施することができる。
技術概要
髄核前駆細胞以外の有核細胞を髄核前駆細胞に向かって誘導するための転写因子(以下「髄核前駆細胞マスターレギュレーター転写因子」と呼ぶ。)の遺伝子またはその産物の有効量を含む剤(以下「髄核前駆細胞誘導剤」と呼ぶ。)であって、
前記髄核前駆細胞マスターレギュレーター転写因子は、少なくとも、Brachyury(T)またはそのホモログと、Forkhead Box Q1(FOXQ1)またはそのホモログと、MYC Proto-Oncogene, BHLH Transcription Factor(cMyc)またはそのホモログとを含み、さらにSRY-box6(SOX6)またはそのホモログを含んでいてもよく、
前記髄核前駆細胞以外の有核細胞は、線維芽細胞、または人工多能性幹細胞(iPS細胞)、胚性幹細胞(ES細胞)、間葉系間質細胞もしくは間葉系幹細胞であり、
前記髄核前駆細胞は、
(i)Tie2陽性、GD2陰性かつCD24陰性(Tie2+/GD2-/CD24-)またはTie2陽性、GD2陽性かつCD24陰性(Tie2+/CD2+/CD24-)であり、
(ii)コロニー形成アッセイ培養条件下で、球状コロニー形性ユニットの形成能を有する、
細胞である、
髄核前駆細胞誘導剤。