目的
原理に遡って熱発電のデバイス構造を見直し、熱電対に使用されている安全で汎用的な金属の熱電材料を用いた熱電変換デバイスを提供する。
効果
従来の半導体熱電材料が越えられなかった600℃の壁を超えて、900℃の高温エネルギーを利用した高出力・熱発電の熱発電モジュールが得られる。
熱発電に必要な材料特性の一部をデバイス構造の機能によって代替し、安全で安価な熱電材料を用いた熱発電を可能にするものであり、従来から進められている熱発電の材料開発と競合するものではなく、汎用的な熱電材料の性能を最大限に発揮するデバイス構造によって、熱発電の発展と普及を図るものである。
技術概要
熱電対の+脚となる金属材料よりなる櫛歯型金属薄板1と、熱電対の−脚となる金属材料よりなる櫛歯型中間金属薄板2と、櫛歯型金属薄板と同じ金属材料よりなる裏打ち金属薄板を3層接合した三層積層体よりなる高温端接合部4と、櫛歯型金属薄板と櫛歯型中間金属薄板の基部に一端が設けられ、基部の複数の歯部が設けられる側と反対側に細長く伸長した連結部と、連結部の先端で櫛歯型金属薄板と櫛歯型中間金属薄板を接合してなる低温端とを単位ユニットとする。単位ユニットにおける高温端接合部と低温端を含む電気的接続が、直列的、並列的もしくは直列的、且つ、並列的に繰り返される。