目的
複雑な立体形状の炭素繊維強化プラスチックであっても簡便に得る方法を提供する。
効果
高分子化合物が溶解又は分散している電着液中で、炭素繊維材料を作用極として電圧を印加することで、簡便に炭素繊維強化プラスチックが得られる。本発明の方法を採用した場合には、複雑な立体形状の炭素繊維材料に対して高分子化合物を含浸させようとした場合にも炭素繊維の状態(配置)を維持することができるし、電圧印加後且つ溶液を除去する前であれば所望の形状に加工することができるため、複雑な立体形状の炭素繊維強化プラスチックを簡便に製造することが可能である。
技術概要
炭素繊維材料を構成する炭素繊維の間に、高分子化合物が含浸しており、前記高分子化合物は、前記炭素繊維の周囲に20〜200μmの厚みの電着層を形成しており、且つ、前記炭素繊維同士が接触していない炭素繊維強化プラスチックの製造方法であって、
前記高分子化合物が溶解又は分散している電着液中で、前記炭素繊維材料を作用極として電圧を印加する電着工程
を備え、
前記高分子化合物が、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリスチレン樹脂及びポリカーボネート樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種である、炭素繊維強化プラスチックの製造方法。