目的
地震の発生に伴い、建物本体に地盤から上方に持上げ力を与え、地盤から離した状態で免震機能を発揮させることで、地盤の揺れが建物本体に伝播するのを防いで、地震成分うち、縦揺れは勿論、横揺れも併せて防止することに大きく寄与する建造物の免震基礎構造を提供する。
効果
固定枠組体が可動枠組体を上方に移動させる過程で、あるいは可動枠組体を上方に離した状態で地震を受けることになり、固定枠組体の揺れが可動枠組体に伝播することを防ぐ。これにより、地盤の揺れが建物本体に伝播するのを防いで、地震成分のうち、縦揺れは勿論、横揺れも併せて防止することに大きく寄与することができる。
技術概要
地盤の基礎面に基柱を介して固定された固定枠組体と、
可動枠組体と、
基礎面に対して上下移動可能に設けられ、縦柱と水平受部とから断面T字状に構成されたピストン部と、
水平受部に移動可能に載置され、上面部に偏平円錐状に窪む皿状面部を有する緩衝台部と、
裏面と上表面を有するものであって、裏面に皿状面部に応じて偏平円錐状に突出する凸状面部を有し、上表面に半球面状に窪む内球凹部に第1粒状体を収容した収容体と、
皿状面部と凸状面部との間に回転移動可能に配された球体状のボールを設け、収容体はボールを介して緩衝台部に上下方向および水平方向に移動可能に載置されていることと、
一端が第1粒状体を介して収容体に支持され、他端が可動枠組体に固定された縦型支柱と、
地震発生時にピストン部の上昇移動により、緩衝台部、ボール、収容体、第1粒状体および縦型支柱を介して可動枠組体を上方に変位させることで、着地位置に位置する可動枠組体を固定枠組体から上昇して離れた離脱位
置に移動させる持上げ機構とを備えたことを特徴とする建造物の免震基礎構造。