適用製品
Nb↓3Al超伝導線材用の急熱急冷処理済みの前駆体線材、及びNb↓3Al超伝導線材用の前駆体線材の熱処理方法
目的
急冷処理において前駆体線材が金属ガリウムに突入しても、線材表面にNb−Ga化合物が粒状に生成されることを防止した、Nb↓3Al超伝導線材用の急熱急冷処理済みの前駆体線材、及びNb↓3Al超伝導線材用の前駆体線材の熱処理方法を提供する。
効果
急熱急冷処理を大気中で行うことで、前駆体線材表面に薄い酸化皮膜が形成され、硬い粒状のNb−Ga化合物の生成を防止する。本発明により、Nb−Ga化合物を除去するための煩雑な作業が無くなるだけでなく、且つ、急熱急冷処理装置そのものの高価な真空チャンバーや排気系システムを不要にして劇的に簡素化し、装置価格も大幅に安価なものとなる。
技術概要
NbとAlの複合体と、この複合体周囲に形成された高融点金属の被覆層とを有するNb3Al超伝導線材用の前駆体線材であって、
この前駆体線材に急熱急冷処理を施すことによって生成された、前記複合体に基づいたNb‐Al過飽和固溶体を有するNb↓3Al超伝導線材用の急熱急冷処理済みの前駆体線材において、
前記前駆体線材の表面に形成された薄い酸化皮膜を有すると共に、前記、前駆体線材表面に粒状のNb−Ga化合物が生成されていないことを特徴とするNb↓3Al超伝導線材用の急熱急冷処理済みの前駆体線材。