適用製品
自己溶菌能を有するシアノバクテリアを用いた物質の製造方法
目的
シアノバクテリアを用いた、バイオ燃料等の有用物質の製造方法を提供する。
効果
シアノバクテリアを含むグラム陰性菌細胞内で外来遺伝子産物を大量に発現させることが可能である。本発明者が単離した自己溶菌能を有するシアノバクテリアと、本発明に係る発現ベクターを組み合わせることにより、シアノバクテリア細胞に目的物質を生産させ、それを簡便に回収することが可能である。
技術概要
シアノバクテリア形質転換体を培養し、外来遺伝子を発現させ、自己溶菌を誘導することを特徴とする、シアノバクテリアを用いた物質製造方法であって、
前記シアノバクテリア形質転換体が、シアノバクテリア発現ベクターを、受託番号FERM P-22172を有するリムノスリックス/シュードアナベナ・エスピー(Limnothrix/Pseudanabaena sp.)ABRG5-3株又は自己溶菌能を有するその変異体であるリムノスリックス/シュードアナベナ属シアノバクテリアに導入して得られるものであり、
前記シアノバクテリア発現ベクターは、配列番号1に示される塩基配列からなるpsbA2遺伝子上流領域の、ATボックス配列を含む塩基配列を欠失し、かつ転写活性を有する変異型領域と、外来遺伝子とを含み、
自己溶菌の誘導は、前記シアノバクテリア形質転換体を培地を連続的にかき混ぜながら培養した後、静置培養することによって行い、静置培養は、(i)暗所で行うか、又は(ii)赤色光の照射下で行う、
方法。