目的
形質細胞性腫瘍、とくに多発性骨髄腫を処置するための医薬組成物であって、DPP-8阻害剤および任意に他の形質細胞性腫瘍を処置するための剤を含む、前記医薬組成物、該医薬組成物を投与することを含む形質細胞性腫瘍の処置方法、DPP-8阻害剤と骨髄腫細胞とを接触させることを含む、骨髄腫細胞のアポトーシスを誘導する方法などを提供する。
効果
従来知られていたものとは異なる作用機序によって骨髄腫細胞をアポトーシスへと誘導する、形質細胞性腫瘍を処置するための医薬組成物が提供される。
DPP-8の活性を抑制することを含む骨髄腫細胞の処置は、現在有効な処置方法として知られる医薬または処置方法とは全く異なる作用機序であるため、これらの処置と併用することにより相乗効果が期待できる。
技術概要
ジペプチジルペプチダーゼ(DPP)-8の活性を抑制する剤を少なくとも1種含む、形質細胞性腫瘍を処置するための医薬組成物。
アピール内容
本発明の医薬組成物は、従前知られていなかった新たな作用機序により骨髄腫細胞をアポトーシスに導くことで効果を発揮するものである。とくにこれらの医薬組成物は、従来の形質細胞性腫瘍治療薬とは異なる作用機序で奏功するため、従来の形質細胞性腫瘍治療薬による効果が見られなくなった対象に対しても有効に用い得る。また、従来の形質細胞性腫瘍治療薬と併用することにより強力な相乗効果を発揮することも確認されており、強い副作用が問題となっている従来の形質細胞性腫瘍治療薬との併用により、副作用の軽減などの効果も期待できる。