適用製品
ミトコンドリアに局在する性質を有する蛍光性化合物
目的
ミトコンドリアへ局在する性質を有し、細胞を染色したときに明るい顕微鏡画像が得られる化合物を提供すること。
効果
本発明の化合物はミトコンドリア局在能を有しており、かかる化合物を生体組織や細胞の染色に使用すると明るい顕微鏡画像を得られる。そのため、観察する対象である生体組織や細胞へ照射する光の強度を弱くしても観察に十分な顕微鏡画像を得ることができ、光照射による組織や細胞へのダメージ、及び、化合物の光退色を抑制できる。また、本発明の化合物は二光子や三光子等の多光子蛍光特性も有しており、奥行き方向の観察範囲をこれまでよりも大きく広げることが可能になり、二光子励起蛍光顕微鏡により観察できる対象を広げることができる。
技術概要
式(1)で表される化合物。
【化1】
[式中、R↑1はC4〜C8の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を表し、
波線は、幾何異性体E、Zを表し、
Xは、以下の縮合多環基(i)〜(v)
【化2】
(式中、R↑2は電子供与性基を表し、aは0〜4の整数であり、bは0〜6の整数であり、c及びeは0〜8の整数であり、dは0〜3の整数である。a、b、c、d、eが2以上の整数のとき、R↑2は同一又は相異なっていてもよい。波線は隣接する炭素原子に対する結合位置を示す。)のいずれかを表し、Z↑−はピリジニウムカチオンに対するカウンターアニオンを表す。]