目的
受聴者の位置(配置及び方向)が不特定である場合の、並んだ複数の受聴者に対する所望位置での音のエネルギーを近似するために、信号のエネルギー量を操作することにより、選択出来るスピーカの音の定位化を提供する。
効果
受聴者100の頭の中心から1.6mのところで、普通の5.1chシステム配置としておかれるBose 101 MMスピーカを用いて無響室で本発明の効果を測定した。受聴者の耳の高さは、スピーカの高さ(128cm)に一致するように調整された。
技術概要
スピーカから再生される音の定位化の方法であって、所望の音源を更新し、前記所望の音源に対し、周囲のスピーカを検索し、前記所望の音源と前記周囲のスピーカのHRTF(頭部伝達関数)を検索し、前記検索されたHRTFからPSD(パワースペクトル密度)を計算し、受聴者の左右それぞれの側の耳に対して、前記所望の音源のPSDと前記周囲のスピーカの平均PSDとの比を計算し、前記比を用いて最小位相フィルタを構成し、遅延とITD(両耳間時間差)を計算し、前記遅延を所望のITDに近似するように前記遅延を調整し、前記指定された周囲のスピーカから音を再生する。