目的
従来の抗体分離精製カラムにおける、弱耐性や弱アルカリ性、焼成による再利用不可などの種々の問題点を克服した、新しい抗体分離精製用の担体とその利用法を提供する。
効果
本発明のメソポーラスジルコニア粒子からなるタンパク質固定化用担体は、抗体分離精製に用いる場合に、ジルコニア結晶相が持つ、耐薬品性、高い構造強度、焼成による再生利用可能性など、従来技術にはない有利な効果を奏する。よって、抗体製品の製造プロセスの低コスト化に大きく貢献するものと期待される。抗体医薬を始めとする抗体の精製と分離に利用されるカラム製品としての応用としてのみならず、食品中アレルゲン等の特異的なタンパク質の除去への利用も考えられる。
技術概要
タンパク質の固定化担体として、タンパク質分子と同等サイズのメソ孔を持ち、強耐薬品性、低熱伝導性、高結晶性の特徴を有するメソポーラスジルコニア粒子を使用することにより、高効率な抗体分離精製用の担体及びそれを用いた抗体精製カラムを得る。