適用製品
フェルラ酸結合型アラビノオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、機能性食品
目的
酵素反応技術や化学薬品処理による方法では、フェルラ酸の離脱やオリゴ糖の分子量低下を招き、工程上の負荷が大きく産業利用が困難であったフェルラ酸結合型糖質を高収率で得ることを可能にする。
効果
従来の酵素処理法に比べて反応が速く、酵素回収や失活プロセスが必要なく、高い基質濃度が得られるため後工程における濃縮プロセスが軽減される。また、酸・アルカリ処理プロセスのような中和・脱塩・精製の各プロセスがないことから、環境への負荷を大幅に低減できる。また、本発明に係るフェルラ酸結合型アラビノオリゴ糖、フェルラ酸結合型ガラクトオリゴ糖は、機能性食品成分として有効に利用することができる。
技術概要
植物細胞壁由来のペクチン含有原料を使用し、ペクチン含有原料に、飽和蒸気圧以上の圧力制御下において、加熱温度160〜180℃、加熱時間5〜15分の処理条件により水熱処理を施す水熱処理工程を利用することにより、フェルラ酸基を持つアラビノオリゴ糖あるいはガラクトオリゴ糖等のフェルラ酸結合型糖質を製造する。