目的
生きている成体で外部から内臓を透視することができる透明ガエルを提供する。
効果
内臓および骨に対する化学物質の影響を、簡便かつ低コストにて行い得、毒性の影響の程度を経時的に評価することができる。また、疾病(例えば、癌)の発生および/または進行の過程を経時的に評価し得、疾病の治療法を容易に検討することができる。
技術概要
透明ガエルは、黒色眼変異系統のカエルおよび灰色眼変異系統のカエルを交配させる工程を包含する方法により作製される。黒色眼変異系統のカエルの遺伝子型はb/bであり、灰色眼変異系統のカエルの遺伝子型はg/gであるので、透明ガエルの遺伝子型は、b/b,g/gである。なお、黒色眼と灰色眼のいずれの形質も劣性遺伝であるので、透明ガエルは、野生型の表現型を有する親どうしの交配によって作製される。また、透明ガエルを作製するために必要となるカエルを備えているキットを提供する。また、キットに備えられている「カエル」は、所望の形質(すなわち、遺伝子型)を有していれば、成体であっても幼生であってもよく、さらには受精卵であってもよい。図1はカエルの突然変異系統を掛け合わせて透明ガエルを得るまでの工程を示す図である。図2はニホンアカガエルの野生型、突然変異系統、および透明ガエルの外観を示す図である。