適用製品
持続型植物資源から得られる高性能ナノファイバー
目的
セルロースナノファイバーの新規な製造方法の提供。
効果
特定量のリグニンを有する(又はリグニンを全く含まない)植物由来の繊維集合体を液体物質中で攪拌することにより、繊維幅の均一性が高いセルロースナノファイバーを効率的に得ることができる。また、グラインダー処理のように植物由来の繊維集合体に大きな外力を加えないので、得られるセルロースナノファイバーの損傷が非常に少ない。また、TEMPO酸化処理のように、セルロースナノファイバーを化学変性させることは必須ではないので、無変性のセルロースナノファイバーを得ることができる。
技術概要
本技術は、リグニンを全く含まない又は特定量のリグニンを含む植物由来の繊維集合体を、液体物質中で撹拌することにより、驚くべきことに、10〜50nmという植物細胞壁中における基本エレメントまで解繊された、均一かつ損傷の少ないセルロースナノファイバーが効率的に得られることを見出した。本技術は、この様な知見に基づき、さらに鋭意検討して完成されたものである。すなわち、本技術は下記に示すセルロースナノファイバーの製造方法を提供する。リグニン含有量が0〜5重量%である植物由来の繊維集合体と液体物質との混合物を攪拌するセルロースナノファイバーの製造方法。セルロースナノファイバーの幅が10〜50nmである製造方法。攪拌装置の攪拌速度を1000〜50000rpmにして攪拌する製造方法。混合物中の植物由来の繊維集合体の濃度が0.1〜20重量%である製造方法。