目的
従来の希土類付活サイアロン蛍光体より発光特性に優れ、従来の酸化物蛍光体よりも耐久性に優れる蛍光体であり、中でも紫色、青色、緑色の蛍光体粉体の提供。
効果
本技術によれば、従来のサイアロンや酸窒化物蛍光体と比べて400nm〜550nmでの発光強度を高くすることができ、白色LEDの用途の紫、青色、緑色蛍光体として優れることが期待される。励起源に曝された場合に、この蛍光体は、輝度が低下し難い。さらに、電子線で効率よく発光するため、VFD、FED、SED、CRTなどに好適に使用され得る有用な蛍光体である。
技術概要
この技術では、AlON結晶、またはAlON固溶体結晶、あるいはAlONと同一の結晶構造を持つ無機結晶に、金属イオンを構成する金属元素M(ただし、Mは、Mn、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Tm、Ybから選ばれる少なくとも1種以上)が固溶したものを含み、波長300nmから700nmの範囲の波長にピークを持つ蛍光を発光することができる。即ち、組成式M↓aA↓bAl↓cO↓dN↓e(ただし、Mは、Mn、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Tm、Ybから選ばれる少なくとも1種以上であり、AはMおよびAl以外の1種または2種以上の金属元素であり、式中a+b+c+d+e=1とする)で示され、パラメータa、b、c、d、eは、0.00001≦a≦0.1、0≦b≦0.40、0.10≦c≦0.48、0.25≦d≦0.60、0.02≦e≦0.35の条件を満たし、励起源を照射することにより波長300nmから700nmの範囲の波長にピークを持つ蛍光を発光する。