適用製品
RAGEポリペプチドの新規用途、鞭毛を有する細菌に関連する疾患の治療薬のスクリーニング方法、鞭毛を有する細菌の検出方法、鞭毛を有する細菌の収集方法、鞭毛を有する細菌に関連する疾患の治療剤
目的
Receptor for advanced gylcation endproducts (RAGE)ポリペプチドとは、advanced gylcation endproducts (AGE)の受容体として機能しうるすべてのポリペプチドを意味する。これまでにRAGEポリペプチドの機能に関しては種々の報告があり、RAGEが様々な病態に関与している可能性が考えられているが、RAGEポリペプチドと細菌の鞭毛との結合に関する報告はなされていない。そこで、RAGEポリペプチドの鞭毛を有する病原性細菌に関連する疾患への応用を図る。
効果
これまで、RAGEポリペプチドと細菌の鞭毛との結合に関する情報はなかったが、この技術により、鞭毛を有する細菌に関連する疾患に対する治療薬のスクリーニング方法、鞭毛を有する細菌の検出方法、鞭毛を有する細菌の収集方法、さらには、鞭毛を有する細菌に関連する疾患に対する治療剤といった新しい用途への適用が可能となる。
技術概要
RAGE ポリペプチドと、フラジェリン、細菌由来の鞭毛、又は鞭毛を有する細菌との結合に対する被検物質の作用に基づいて、この被検物質の、鞭毛を有する細菌に関連する疾患に対する治療薬としての効果を評価する方法が提供される。この治療薬としての効果を評価する方法は次の工程からなる;1) RAGE ポリペプチドと、フラジェリン、細菌由来の鞭毛、または鞭毛を有する細菌と、被検物質とを混合し、この混合物中における、RAGE ポリペプチドと、フラジェリン、細菌由来の鞭毛、または鞭毛を有する細菌との結合量(A)を測定する、2) RAGE ポリペプチドと、フラジェリン、細菌由来の鞭毛、または鞭毛を有する細菌とを混合し、この混合物中における、RAGE ポリペプチドと、フラジェリン、細菌由来の鞭毛、または鞭毛を有する細菌との結合量(B)を測定する、3) 結合量(A)と結合量(B)との相違に基づき、この被検物質の、鞭毛を有する細菌に関連する疾患に対する治療薬としての効果を評価する。更に、被検試料中の、鞭毛を有する細菌を検出する方法等が提供される。図は、Listeria monocytogenesの生菌体とesRAGEとの結合曲線、Listeria monocytogenesの顕微鏡写真、およびesRAGE タンパクの添加効果を示す。