目的
医薬品、化粧品、飲食品など幅広い分野で利用可能な生体適合性に優れる界面活性剤であり、かつリパーゼの加水分解反応を抑制できる新しい素材を提供する。
効果
リパーゼ阻害剤は、例えば、膵リパーゼを阻害し、腸管における脂肪の膵リパーゼによる分解を阻害し、その吸収を抑制する。したがって、脂肪の吸収過多に起因する高脂血症、肥満、あるいはこれらに付随して起こる動脈硬化症、虚血性心疾患等様々な症状を伴う、いわゆる成人病の予防、改善、治療に有効に用いられる。
技術概要
微生物産生糖型バイオサーファクタントを有効成分として含有する、リパーゼ阻害剤である。また、微生物産生糖型バイオサーファクタントが、式I(図1)(式中、R↑1は炭素数2〜24の脂肪族アシル基であり、R↑2は、水素またはアセチル基を表す。またR↑3は水素または炭素数2〜24脂肪族アシル基を表し、2箇所あるR↑2及びR↑3はそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。nは1〜4の整数である。)で表されるマンノシルアルジトールリピッドである、リパーゼ阻害剤である。また、微生物産生糖型バイオサーファクタントが、式II(図2)(式中、R↑1は炭素数2〜24の脂肪族アシル基であり、R↑2は、水素またはアセチル基を表す。またR↑3は水素または炭素数2〜24脂肪族アシル基を表し、2箇所あるR↑2及びR↑3はそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。)で表されるマンノシルエリスリトールリピッドである、リパーゼ阻害剤である。さらに、微生物産生糖型バイオサーファクタント剤を有効成分として含有する、成人病の予防、改善若しくは治療用医薬または健康食品である。
改善効果1
リパーゼの活性変化によって皮脂の分解と遊離脂肪酸の産生を抑制し、その結果種々の皮膚疾患、例えば、ニキビ、フケの予防、改善効果を有する。さらに、このリパーゼ阻害剤は、種々のバイオマスから微生物によって生産される成分であり、極めて安全性に優れるものであることから、医薬品、化粧品、健康食品など幅広い分野で利用できる。