目的
この発明は、Ba↓3Si↓6O↓9N↓4と同一結晶構造を持つ蛍光体を用いて、150nm以上480nm以下の波長ピークを持つ光を発生する特性を利用した照明器具及び画像表示装置等を提供する。
効果
この発明の方法によれば、発光中心となる金属イオンが固溶したBa↓3Si↓6O↓9N↓4と同一結晶構造を持つ無物質を主成分として含有していることにより、従来のサイアロンや酸窒化物蛍光体と比べて発光強度が高く、白色LEDの用途の緑色蛍光体として優れている。励起源に曝された場合でも、この蛍光体は、輝度が低下し難い。さらに、電子線で効率よく発光するため、蛍光表示管(VFD),フィールドエミッションディスプレイ(FEDまたはSED)、陰極線管(CRT)などに使用するのに有用な蛍光体である。
技術概要
従来の酸窒化物をホストとする蛍光体は、絶縁物質であり、電子線を照射しても、発光強度は低くFEDなどの電子線励起の画像表示装置で使用中に劣化して発光強度が低下する恐れがあった。この発明は、Ba↓3Si↓6O↓9N↓4と同一結晶構造を持つ蛍光体を製造するものある。最初、原料粉末として窒化ケイ素粉末、炭酸バリウム粉末、二酸化ケイ素粉末、過酸化ユーロピウム粉末を所定の重量で混合し、窒化ホウ素製ボートに入れ焼成する。この例では、各成分の混合比は、(Ba↓1↓−↓xEu↓x)↓3Si↓6O↓9N↓4の混合組成比率に対してx=0.005として算出した条件で作成したものである。焼成炉の炉芯管にボートを設置し、窒素−水素の混合ガスを毎分0.01リットル流しながら1,350℃で3時間保持する。この様にして得られた粉末に波長365nmの光を発するランプで照射した結果、緑色に発光することが確認された。