目的
金属有機化合物を用いた薄膜製造工程より得られる金属酸化物膜の製造法において、金属酸化物ナノ粒子溶液及び金属酸化物ナノ粒子を含む金属有機化合物溶液を用いて加熱、紫外線照射やプラズマを照射することにより、有機材料(例えばPET)基板上に、Y↓2O↓3:EuやCaTiO↓3:Prなどの蛍光体薄膜を直接製造する方法の提供。
効果
従来不可能であった有機を含む基板上に低温かつ低エネルギーの紫外線照射により薄膜を作製出来るようになり、製造効率が良く、大量生産に適した金属酸化物薄膜の製造が可能となる。
技術概要
この技術では、化学溶液法を用いて金属酸化物薄膜を製造する方法において、支持体に予め金属酸化物ナノ粒子溶液を塗布した後、焼成又はレーザ照射により金属酸化物薄膜を形成し、さらにこの金属酸化物薄膜上に、金属を含有する先駆体溶液を塗布し、これを(1)加熱処理工程、(2)プラズマ照射工程、(3)紫外線照射工程の少なくとも一つ又は複数の工程を同時に用いることにより、金属及び金属酸化物以外の物質を除去し、金属含有金属酸化物薄膜を形成する。または支持体が分解や溶融しない加熱工程または紫外線照射工程により、一の金属組成及び結晶構造をもつ金属酸化物ナノ粒子及びこのナノ粒子と同等の結晶構造を持ち、かつ異種金属組成の金属酸化物ナノ粒子からなる薄膜を支持体上に形成し、さらにこれらの金属酸化物ナノ粒子の薄膜上に、金属を含有する先駆体溶液を塗布し、これを(1)加熱処理工程、(2)プラズマ照射工程、(3)紫外線照射工程の少なくとも一つ又は複数の工程を同時に用いることにより、金属及び金属酸化物以外の物質を除去し、金属含有金属酸化物薄膜を形成する。