適用製品
往復機関、クランクシャフト、ゴムトーショナルダンパ、オイルトーショナルダンパ
目的
クラッチ要素としての粒子の極めて優れた機能を活かしながらも、慣性体要素と、取付要素との相互のレイアウトを、革新的且つ大胆な配置にして、よりシンプルな形態で実用的な制振性能が得られる粒子トーショナルダンパの開発。
効果
本技術によれば、制振性能に優れた鋼球等の粒子をクラッチ要素として使用しながらも、構成する部材のレイアウトを工夫することにより、シンプルな構造にすることができる。特に慣性体要素を、ディスク状の取付要素の外周側において支持するという、いわば大胆なレイアウトを採ることによって、慣性体要素は、回転マスとしての機能と、粒子群のケーシングとしての作用とを併せ持った合理的な構成が得られる。
技術概要
この技術の粒子トーショナルダンパは、被制振軸に取り付けられる取付要素と、これに取り付けられる慣性体要素と、これら双方に当接するクラッチ要素とを具えて成り、取付要素は、被制振軸にはその外周部を摩擦リングとしたディスクを有する。一方慣性体要素は、円環状で内部に作動室を備えたケーシングマスにより構成され、且つ摩擦リングを作動室に内包するような状態でディスク外周寄りの軸受に支持される。更にクラッチ要素は、複数の粒状態により作動室内に可動状態に収められて、その内壁と摩擦リングにともに接している。