目的
瀉下作用が穏やかで、下痢症状が少ない緩下剤及びこれを含む食品を提供する。
効果
この緩下剤又は食品は、穏やかな瀉下作用を有し、下痢となる副作用も少ないので、常用により便秘の予防、改善を円滑に行うことができ、ますます増加が予想される便秘に悩む人に大きな福音となる。
技術概要
この緩下剤の有効成分であるゲンクワニン5−O−β−プリメベロシド(genkwanin5−O−β−primeveroside)とイリフロフェノン2−O−α−ラムノシド(iriflophenone2−O−α−rhamnoside)は、夫々、式1と式2で示すように、前者がフラボノイド配糖体で、後者がベンゾフェノン配糖体である。これらの配糖体は、植物成分としてこれらを含む沈香葉などの植物の抽出物を分画し単離・精製することで得ることができる。分離、精製は、クロマトグラフィーなど、樹脂、膜、晶析等の一般的な分離技術を用いて行うことができる。また、化学合成により得ることも、酵素を用いてアグリコンのフラボノイド又はベンゾフェノンと糖をグリコシド結合させ配糖化して得ることもできる。沈香葉は、沈香(学名;Aquilaria sinensis)の葉部をいう。沈香は、タイ、ベトナム、カンボジア、マレーシアなどの東南アジアの密林で生育するジンチョウゲ科アキラリア属の植物である。