目的
卵巣癌におけるLTBP−IL過剰発現の分子メカニズムを明らかにし、該過剰発現の臨床的意義を解明する。
効果
癌、特に卵巣癌、子宮体癌および肺癌などの癌における予後の良否を判定することができる。また、LTBP−1Lに対する抗体、LTBP−1Lのアンチセンス核酸などは、癌、特に卵巣癌などの癌の治療剤として有用である。さらに、子宮体癌、胃癌および肺癌などの癌に対する感受性を予測することができ、それらの癌の発症リスクの検査に有用である。
技術概要
癌患者より採取されたゲノムDNA含有試料において、配列番号:1で表されるヒトLTBP−1L遺伝子5V一調節領域の塩基配列中塩基番号2014および/または2235で示される塩基における多型を検定する、癌の予後診断のための検査方法である。また、癌が、卵巣癌、子宮頚癌、子宮体癌、胃癌、大腸癌および肺癌からなる群より選択される、方法である。また、癌が卵巣癌、子宮体癌または肺癌である方法である。また、ヒトLTBP−1L遺伝子の部分塩基配列であって、配列番号:1で表される塩基配列巾塩基番号2014および/または2235で示される塩基を含む、約15〜約500塩基の連続した塩基配列を含有してなる核酸である。また、配列番号:1で表されるヒトLTBP−IL遺伝子5V一調節領域の塩基配列中塩基番号2014および2235で示される塩基における多型の各々を検出し得る1組以上の核酸プローブおよび/またはプライマーを含んでなる、癌の予後診断のための検査用キットである。