適用製品
簡便な操作で得られ、安全性が高く、環境に対する負荷を低減できる生分解性の高い界面活性物質等として広い分野で利用される。
目的
培養終了液等のマンノシルエリスリトールリピッド含有水性溶液から、簡便かつ効率的にマンノシルエリスリトールリピッドを分離回収する方法を提供する。
効果
有機溶媒や特殊な作業設備あるいは大容量連続遠心分離機といった特殊な装置を用いることなく、高濃度のマンノシルエリスリトールリピッドを極めて簡便にかつ効率的に分離回収でき、その産業的利用価値は極めて大きい。
技術概要
マンノシルエリスリトールリピッド生産菌の培養液である、マンノシルエリスリトールリピッドを含有する水性液体から、マンノシルエリスリトールリピッドを分離、回収する方法であって、水性液体において脂肪酸の共存下生成する非水溶性の凝集物を採取し、凝集物からマンノシルエリスリトールリピッドと脂肪酸の溶液を回収する。尚、凝集物を沈殿させる量の脂肪酸を共存させ、凝集物を沈殿物として採取し、また、マンノシルエリスリトールリピッド生産菌が、シュードザイマ・パラアンタクティカに属する微生物等のシュードザイマ属に属する微生物である。更に、凝集物を65℃以上に加温して、マンノシルエリスリトールリピッドと脂肪酸溶液を回収するのが好ましく、また、凝集物を水で洗浄するのが好ましい。また、脂肪酸としては、炭素数10〜18の飽和あるいは不飽和脂肪酸を用いる。