目的
工作機械主軸およびツールホルダに遠心力が作用してもテーパ面同士の良好な接触状態を維持することによって、高速回転数域でも耐びびり性が低下しない工作機械主軸およびツールホルダの提供。
効果
本技術によれば、高速回転数域でも耐びびり性の低下しない工作機械主軸およびツールホルダを提供できる。
技術概要
ツールホルダの一端に形成したテーパシャンク部を工作機械主軸の端部に形成されたテーパ穴に嵌合することにより、ツールホルダを把持する工作機械において、この技術では、主軸においてテーパ穴を構成するテーパ部の材料の比重がテーパシャンク部の材料の比重より小さく、かつテーパ部およびテーパシャンク部の材料のヤング率がいずれも鋳鉄のヤング率以上とする。ここで、基本的な構成要件であるツールホルダのテーパシャンク部に比べて比重の小さい材料で主軸のテーパ部を構成することによって、主軸テーパ穴はツールホルダのテーパシャンク部より遠心力の影響を受けにくくなり、従来のSCM415製等の主軸より遠心力によるテーパ穴の拡大量は小さくなる。このため、主軸が高速回転した場合でも、主軸テーパ穴とツールホルダのテーパシャンク面は良好な接触状態を維持できると考えられる。また、主軸テーパ部およびツールホルダのテーパシャンク部の材料は、鋳鉄のヤング率以上のヤング率を持つ材料でないと実用に適さない。