D40或いはCASC5、又は、該癌・精巣抗原タンパク質のスプライシングアイソフォームタンパク質をコードする遺伝子、及び、該遺伝子産物をターゲットとした癌細胞の増殖・分裂阻止及び細胞死の誘導方法、及び、該増殖・分裂阻止及び細胞死を誘導する物質のスクリーニング

開放特許情報番号
L2010001626
開放特許情報登録日
2010/3/5
最新更新日
2010/3/5

基本情報

出願番号 特願2005-303676
出願日 2005/10/18
出願人 国立大学法人 北海道大学
公開番号 特開2007-112724
公開日 2007/5/10
発明の名称 D40或いはCASC5、又は、該癌・精巣抗原タンパク質のスプライシングアイソフォームタンパク質をコードする遺伝子、及び、該遺伝子産物をターゲットとした癌細胞の増殖・分裂阻止及び細胞死の誘導方法、及び、該増殖・分裂阻止及び細胞死を誘導する物質のスクリーニング
技術分野 食品・バイオ、生活・文化
機能 材料・素材の製造
適用製品 D40或いはCASC5、又は、該癌・精巣抗原タンパク質のスプライシングアイソフォームタンパク質をコードする遺伝子
目的 癌細胞中における癌・精巣抗原タンパク質D40或いはCASC5、又は、該癌・精巣抗原タンパク質のスプライシングアイソフォームタンパク質をコードする遺伝子をターゲットとして、癌細胞の増殖・分裂を阻止及び/又は細胞死を誘導する方法、この方法に用いられる癌細胞の選択的増殖・分裂の阻止及び/又は細胞死の誘導剤、を提供する。
効果 ターゲットとしている癌・精巣抗原タンパク質D40或いはCASC5、又は、癌・精巣抗原タンパク質のスプライシングアイソフォームタンパク質をコードする遺伝子は、多くのヒト原発癌に発現している一方で、精巣以外の正常組織の中では発現が認められないことから、この方法によって、該遺伝子の発現を特異的に抑制することにより、副作用の問題を回避して、癌細胞を選択的に、その増殖・分裂を阻止することが可能となる。
技術概要
 
癌細胞中における癌・精巣抗原タンパク質D40或いはCASC5、又は、該癌・精巣抗原タンパク質のスプライシングアイソフォームタンパク質をコードする遺伝子の発現を抑制することにより癌細胞の増殖・分裂を阻止及び/又は細胞死を誘導する。癌細胞の増殖・分裂の阻止及び/又は細胞死の誘導方法である。また、癌・精巣抗原タンパク質D40或いはCASC5、又は、癌・精巣抗原タンパク質のスプライシングアイソフォームタンパク質のmRNAに対する標的特異的RNA分子からなる癌細胞の選択的増殖・分裂の阻止及び/又は細胞死の誘導剤である。また、癌・精巣抗原タンパク質D40或いはCASC5、又は、癌・精巣抗原タンパク質のスプライシングアイソフォームタンパク質を発現する細胞に、被検物質を導入して、癌細胞の増殖・分裂の阻止及び/又は細胞死の誘導について評価する、癌細胞の増殖・分裂の阻止及び/又は細胞死の誘導物質のスクリーニング方法である。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 この方法により、遺伝子の発現を抑え、癌細胞の増殖・分裂を阻止することにより、多くのヒト原発癌の予防及び/又は治療を可能とする。特に、肺癌では、分化度の低い(より悪性の)癌、及び喫煙者由来の癌において癌・精巣抗原タンパク質D40或いはCASC5、又は、該癌・精巣抗原タンパク質のスプライシングアイソフォームタンパク質の発現頻度が高いことから、特にこれらの癌の予防及び/又は治療へのこの方法の適用が期待される。
改善効果2 また、癌細胞の増殖・分裂の阻止に関与する癌・精巣抗原タンパク質D40或いはCASC5、又は、該癌・精巣抗原タンパク質のスプライシングアイソフォームタンパク質をターゲットとして、癌細胞の増殖・分裂の阻止及び/又は細胞死の誘導物質をスクリーニングすることにより、多種の癌に対する治療及び/又は予防剤の開発が可能となる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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