出願番号 |
特願2005-143162 |
出願日 |
2005/5/16 |
出願人 |
国立大学法人北海道大学 |
公開番号 |
特開2006-314299 |
公開日 |
2006/11/24 |
登録番号 |
特許第4929447号 |
特許権者 |
国立大学法人北海道大学 |
発明の名称 |
間葉系幹細胞から軟骨細胞を調製する方法 |
技術分野 |
食品・バイオ、生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
間葉系幹細胞から軟骨細胞を調製する方法 |
目的 |
未分化細胞である間葉系幹細胞(MSC)の軟骨細胞への分化を誘導し、MSCから軟骨細胞を調製する方法において、MSCの軟骨細胞への分化を決定付ける分化誘導因子の特定を含め、MSCを軟骨細胞へと効率的に分化誘導する方法ないし条件を特定できるようにする。 |
効果 |
従来用いられているペプチド性分化誘導因子のような疫性外的因子、特定の細胞の分化誘導を促進する可能性が示唆されるようなサプリメントである非ペプチド成分か誘導因子などの利用を必要としない。そのため、分化誘導した軟骨細胞を生体移植技術等によって投与する際に、かかる因子の混入の可能性を排除することができる。特にペプチド性分化誘導因子の殆どは高価であり、従ってこれらの利用を必要としないので、MSCから軟骨細胞を調製するコストの低減ももたらすものとなる。 |
技術概要 |
この方法は、ペプチド性分化誘導因子、さらには非ペプチド性分化誘導因子の非存在下でMSCをインビトロで培養することで、MSCから軟骨細胞を調製する。この方法で利用可能な培地については、ペプチド性分化誘導因子あるいは非ペプチド性分化誘導因子を含まないという条件以外には格別の制限はないが、これらの因子の混入を排するという点において、基本培地(最小培地、Minimam Essential Medium、MEM)の利用が好ましい。具体的には、培地全重を100%とした場合、0〜25重量%程度の血清、特に牛胎児血清、0.1〜1重量%程度の無機塩、0.01〜0.1重量%程度のアミノ酸、0.1〜1重量%程度の糖原、微量成分としてのビタミンを含む培地の利用が好ましい。また、培地には、ペプチド性分化誘導因子ならびに非ペプチド性分化誘導因子以外の成分であれば、細胞培養に好適な成分、例えばラミニン、コラーゲン等の細胞接着因子を適宜加えてもよい。また、MSCは接着性細胞であるため、培地ならびに細胞を保持する固相基板を使用することが好ましい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|