ワムシ単性生殖卵の消毒方法

開放特許情報番号
L2010001612
開放特許情報登録日
2010/3/5
最新更新日
2014/5/1

基本情報

出願番号 特願2005-052347
出願日 2005/2/28
出願人 国立大学法人北海道大学、独立行政法人水産総合研究センター
公開番号 特開2006-230328
公開日 2006/9/7
登録番号 特許第4682291号
特許権者 国立大学法人北海道大学
発明の名称 ワムシ単性生殖卵の消毒方法
技術分野 食品・バイオ
機能 その他
適用製品 ワムシ単性生殖卵の消毒システム
目的 ワムシ単性生殖卵を消毒する簡単な方法であって大量のワムシを必要とする魚介類種苗生産の現場に容易に適用できる消毒方法を提供する。また、ワムシ単性生殖卵について、ふ化率と消毒率の高い消毒方法を提供する。さらに、その消毒方法によって消毒を済ませた卵からふ化したワムシを元種として増やして仔魚の餌料として給餌することによってワムシに由来する魚介類の細菌性疾病を低減できる消毒方法を提供する。
効果 きわめて簡単な方法によってワムシ単性生殖卵を消毒する方法であるから、毎日10億個体ないし100億個体単位という大量のワムシを必要とする魚介類種苗生産の現場で容易に用いることができる。また、この方法によって消毒したワムシ単性生殖卵は高いふ化率と消毒率を有する。この方法を用いて消毒を済ませたワムシ単性生殖卵からふ化したワムシを元種として用い、細菌学的に安全なワムシを大量に培養することができる。
技術概要
 
この方法は、ワムシの単性生殖卵をグルタルアルデヒド溶液に浸漬して消毒する。具体的には、ワムシの単性生殖卵を、グルタルアルデヒド1000〜2000mg/Lを含む天然海水又は人工海水に20〜40分間浸漬して消毒する方法を採ることが好ましい。グルタルアルデヒドを溶解させる用水は、天然海水でも人工海水でも差し支えないが、なかでも、塩分濃度50〜70%の人工海水を用いることが好ましく、さらに好ましくは、塩分濃度60%に調整した人工海水の使用であり、最も好ましいのは、60%濃度のHerbstの人工海水を用いることである。すなわち、60%濃度のHerbstの人工海水を用いて、グルタルアルデヒド1000mg/Lを含む海水に30〜40分間浸漬するか、又は、同1250mg/Lを含む海水に20〜40分間浸漬するか、もしくは、同1500〜2000mg/Lを含む海水に20〜30分間浸漬して、消毒する方法を採ると、ワムシ単性生殖卵に最適の消毒効果が得ることができる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 この方法を用いて消毒を済ませたワムシ単性生殖卵をふ化させた後不足栄養素の強化処理を行なった上で直ちに仔魚に給餌することによって魚介類の細菌性疾病を予防することができる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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